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日経社説:「セブン、百貨店売却の教訓」

* 百貨店リテールブランド戦略: 消費者基点からの提言(圓丸 哲麻 (著))
百貨店は、バブル崩壊以降、様々な市場環境変化に直面し、「冬の時代」と言われて久しい。特に現在は、コロナ禍も重なり衰退段階にあるとまで言われる状況にある。一方でその間、百貨店の根本的な問題が何なのか十分に検討し、それを解決すべく対応してきていないと著者は言う。
本書はこれまであまり取り上げられてこなかった「消費者の百貨店離れ」の実像とはどのようなものなのか、を明らかにしようと試みる。そして、危機的状況を不況や取引慣行に帰するのではなく、消費者への調査により、百貨店と競合業態、また百貨店間の「同質化」を検証し、消費者が期待する「百貨店像」を描き出す。
消費者基点での百貨店の存在意義と今後の事業戦略へのアプローチを提示し、研究者だけでなく、実務にも有用な内容となった。

<日経社説:「セブン、百貨店売却の教訓」>
セブン&アイ・ホールディングスが百貨店子会社のそごう・西武の売却を検討していることを公の場で明らかにした。百貨店事業は赤字が続き、事業ポートフォリオの見直しの上で必然的な決断だ。
国内最大の流通グループでも、そごう・西武を再生することができなかった事実は今後の国内消費ビジネスにとって、多くの教訓を含んでいる。・・・・2022年4月15日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD154WY0V10C22A4000000/

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