<米中対立は「冷戦」ではない その違いとは>
「冷戦」、固定概念にとらわれる必要はない、
米中対立は新たな「冷戦」???
いずれにせよ、この冷戦、日本の立ち位置、そしてやらねばならないこと。
<米中対立は「冷戦」ではない その違いとは>
米中の対立関係について多くの人は第2の冷戦と呼び、他の人はこの類似性を否定する。言えることは、世界最大の二つの経済には協力の余地はほぼなく、紛争には大きな余地があるように見えるということである。
第1の冷戦との最大の違いは、ソ連は世界経済のかなりの部分から孤立していたのに対し、中国は国際経済に組み入れられ、この30年間、知財の盗取だけでなく、固有の技術革新能力も獲得した点である。中国は通信インフラ、港湾へのアクセス、保護国での軍事基地等を築き上げた。中国の影響力は単なる重商主義から政治的影響に進化した。
今日の米中対立を考えるにあたっては、冷戦から5つの教訓が得られる。
第1は、同盟国は重要であるということ。・・・
第2の教訓は、抑止はそれを支える軍事力を必要とすること。・・・
第3は、事故による戦争を避ける努力をすること。・・・
第4の教訓は、ソ連内部の矛盾が結局ソ連を弱くすると論じたジョージ・ケナンの観察である。
第5の教訓は冷戦からの最後の教訓は、何も不可避ではないということ。
9月27日・岡崎研究所・https://wedge.ismedia.jp/articles/-/31510
<米中対立をイデオロギー対立だけで見てはいけない>
9月19日・岡崎研究所・https://wedge.ismedia.jp/articles/-/31461