<ゆうパックで「送骨」が当たり前に…墓じまいして「3万円で永代供養」サービスの利用者が増えている>
「家」も「墓」も代々続いていくという考え方は幻想でしかなかった。
墓守が消失する「無縁墓」社会にあって私たちはいかに死者を葬ればいいのか
* 「墓じまい」で心の荷を下ろす (詩想社新書・島田 裕巳 (著))
地方の過疎化と高齢化は、「増えすぎた墓」を世話する墓守の不足を急速に招いている。
満足に世話のできない遠方の墓を持て余し、墓じまいを行う人も増えてきた。なぜ私たちはこれほどまで、お墓の存在を「重い」と感じるのだろうか。
墓じまいの実際とともに、日本人にとっての墓の歴史、先祖供養のあり方、死生観の変化などにふれながら、私たちが墓に執着する理由を解き明かしていく。また、墓じまいにまつわる「寂しさ」や「迷い」、「わずらわしさ」の淵源に迫り、「墓」から自由になるヒントを提示。
今後、「無縁墓」が増えていく時代の、新たな墓のあり方を考察する。
<ゆうパックで「送骨」が当たり前に…墓じまいして「3万円で永代供養」サービスの利用者が増えている>
台風7号の影響は受けたものの、今年はコロナ禍も明けて、お盆を故郷で過ごす人が増えた。お墓参りに行って、掃除をして花を供え、手を合わせた人も多かっただろう。
しかし「墓事情」は様変わりである。・・・2023.08.17・伊藤 博敏ジャーナリスト・https://gendai.media/articles/-/114912