<なぜ国民は財政再建を嫌うのか 学者・国民調査で浮かぶ「すれ違い」>
多くの国民、利己的、負担を嫌う、それもまた当然のこと。
しかし、財政再建、極めて大事、このままだと、日本が滅ぶ???
* 日本の財政と社会保障: 給付と負担の将来ビジョン(持田 信樹 (著))
日本の財政は、長引く低成長とデフレの後遺症とも言うべき政府債務残高の塊と格闘している。
なぜ日本の財政は最悪の状態になったのだろうか。経済成長によって財政は健全化するのだろうか。給付の重点化や税・社会保険料の引き上げの議論では納税者の視点はどう扱われるべきなのだろうか。少子高齢化、家族及び労働市場の変容を踏まえた社会保障の将来像とは何だろうか。こうした問に答えるべく、日本財政の診断と処方箋を提示することが本書の目的である。
本書では分析に際して、日本の財政に関するマクロ・データだけでなく、「国民生活基礎調査」(厚生労働省)の個票データ、および著者独自の「税・社会保障についての意識調査」などのマイクロ・データまで取り入れた。これによって、納税者の深層心理や税・社会保険料負担の実態が判明した。
この分析に基づき本書では、財政と社会保障の課題に対して、具体的に実現可能な改革のための将来ビジョンと道筋・時間軸の提言を行っている。
<なぜ国民は財政再建を嫌うのか 学者・国民調査で浮かぶ「すれ違い」>
なぜ日本は世界で最も財政悪化が激しい国になってしまったのか。それなのになぜ、財政再建は政治テーマにならないのか。
いっこうに解決に向かわない財政問題について東京財団政策研究所が昨年11~12月に、国内の経済学者(対象727人、回答282人)と一般国民(ネット調査、回答1千人)の双方を対象に意識調査を実施した。・・・6月5日
https://www.asahi.com/articles/ASR6255T9R5TULZU007.html