* 継体天皇 六世紀に現れた世襲王権の「始祖王」 (中公新書・河内春人 (著))
5世紀以前、複数の王族集団から適格者が即位していた大王。だが6世紀初頭、北陸からヤマト王権の有力豪族の招聘によって、王権との血縁が不確かな継体天皇が即位する。彼はどのような背景を持ち、なぜ即位できたのか。あるいは新王朝だったのか――。
王位継承後、朝鮮半島の新羅、九州の国造磐井など敵対勢力と向き合い、反乱を収め権威を確立していく。血統重視の世襲による天皇家を創った「始祖王」継体天皇と、6世紀の倭の実態を描く。
<天皇が世襲で決まる「皇統」は継体天皇から始まった>
皇位継承をめぐる議論で驚いたのは、国民も政治家もほとんどの人が「万世一系」とか「男系の皇統」という明治時代の話をまだ信じていることだ。これは天皇が戦後もずっとタブーになり、天皇の正統性にかかわる問題を避けてきたためだろう。
2026.06.06・池田 信夫・https://agora-web.jp/archives/260606071715.html