宗教・思想や文化の流れをたどり、日本人なら知っておきたい知識を網羅する
古代から根付く習俗や、神道・仏教などの信仰、伝統文化にまつわる、知っておきたい知識を徹底解説! さらに、日本人が懐き続けた異国への憧憬や、明治維新と近代の戦争などから、日本人の内面を深掘りする。
* 教養としての「日本人論」(瓜生 中 (著))
【目次(一部)】
第1章 日本の国家と民族の起源
第2章 神道――日本独自の宗教
第3章 仏教の日本的展開
第4章 儒教と国学
第5章 異国に対する優越感と劣等感
第6章 日本独自の文化
第7章 明治維新と近代の日本
<なぜ日本人は「道ばたの財布」を交番に届けるのか…「海外より礼節を重んじるから」ではない歴史的な理由・社会秩序を保つには「外部からの圧力」が必要>
外国人旅行客は「日本では落とした財布が交番に届くことが多い」と聞くと驚くという。こうした日本人の倫理観はどのように形成されたのか。仏教研究家の瓜生中さんは「日本人は歴史的に他社と共同で生活するムラ社会を築いてきた。その結果、個人の観念が希薄になり、社会秩序を保つ倫理観の高さを備えた」という――。2024/03/20・PRESIDENT Online・瓜生 中・文筆家、仏教研究家・https://president.jp/articles/-/79535