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日本人はなぜかくも神社に詣でることを好むのだろうか???

* [増補版]神道はなぜ教えがないのか (扶桑社BOOKS・島田 裕巳 (著))
神道とは何かを明らかにすることは、日本人の世界観や人生観を考えることにつながる!
開祖も宗祖もおらず、教義も救済もない神道だが、その信仰は日本人の生活に深く浸透している。宗教の枠におさまりきれない神道について、その成り立ち、イスラム教との違い、仏教との関係など、「ない」宗教の本質に迫り、その展開を追う。

<日本人はなぜかくも神社に詣でることを好むのだろうか・「教え」のない宗教としての神道というあり方>
2024年の幕開けは、能登半島地震など心を痛める話題が続いたが、多くの人たちが神社に初詣にでかけた。初詣の対象になるのは神社だけではなく、寺院のこともあるが、多くは神社である。
私も、今「東京十社」について取材を重ねているので、そこに含まれる神田明神や品川神社を訪れたが、やはり参拝客は多かった。とくに神田明神の場合には、仕事始めの日に訪れたこともあり、企業のサラリーマンが集団で参拝に訪れている光景に接した。おかげで、神田明神の前の道路は通行止めになっていた。
東京十社とは、明治元年に明治天皇が幣帛を捧げた准勅祭神社のことで、昭和天皇の在位50年を祝って、十社を巡拝する企画が持ち上がった。そこには、神田明神や品川神社の他に、根津神社、亀戸天神社、富岡八幡宮、芝大神宮、赤坂氷川神社、日枝神社、白山神社、王子神社が含まれる。2024.01.15・島田 裕巳宗教学者
https://gendai.media/articles/-/122650

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