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日経社説:「政府系ファンドは半導体を再生できるか」

<日経社説:「政府系ファンドは半導体を再生できるか」>
多額な資金、その財源は???
そしてその将来は、ずっと国策会社???
半導体、中国包囲網、まさにテクノロジーをめぐる国家間の攻防???

<日経社説:「政府系ファンドは半導体を再生できるか」>・6月27日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK275N40X20C23A6000000/
 
* 半導体戦争 世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防(クリス・ミラー (著), 千葉 敏生 (翻訳))
半導体は石油を超える「戦略的資源」だった――
気鋭の経済史家が鮮やかに解き明かす、いびつな業界構造と米中対立の新側面
半導体不足の主な原因は、半導体サプライ・チェーンの問題にあるわけではなかった。
確かに、供給の混乱もあるにはあった。たとえば、COVID-19によるマレーシアのロックダウンで、現地の半導体パッケージング業務に支障が生じたのは事実だ。しかし、調査会社のICインサイツによると、2021年の世界全体の半導体デバイスの生産量は、1.1兆個以上と過去最高だった。2020年比で13%増だ。
つまり、半導体不足は、供給の問題というより、主に需要の増加の問題だったのである。半導体の需要を突き上げていたのは、新型のPC、5Gの携帯電話、AI対応のデータ・センター、そして突き詰めれば、計算能力を求める私たちの飽くなき欲求だった。

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