<NHK「脱炭素社会実現の道筋は?」への疑問>
NHKに限らず、日本の多くのマスコミ、脱炭素社会実現、あまりにも傾斜しすぎた報道が多すぎる。もっと日本の国益を考え、また科学的な見地も踏まえ、公平な報道が必要なのだ。
脱炭素のために莫大な税金等が投入される、はたしてそれでの効果は???
その財源を、福祉や子育て支援に、それが日本の将来のためには必要なことなのだ。
<NHK「脱炭素社会実現の道筋は?」への疑問>
先日、NHKが「脱炭素社会実現の道筋は」と題する番組を放映していた。これは討論形式で、脱炭素化積極派が4人、慎重派1名で構成されており、番組の意図が読み取れるものだった。積極派の意見は定性的で観念的なものが多く、慎重派が提示したデータなどに無反応だったのが印象的だった。・・・
【2020年のCO2排出量のランキング】
(中国、米国、インド、ロシア、日本、ドイツ、韓国、アフリカ諸国)=(28.4%、14.7%、6.9%、4.7%、3.2%、2.1%、1.8%、3.7%)
日本の排出割合は3.2%で年間排出量は約12億トン、最大12億トンしか削減できない。また、京都議定書の削減目標から計算される気温効果は0.0003℃程度だという。
2022.10.02・室中 善博・https://agora-web.jp/archives/221001012823.html
<NHK日曜討論:脱炭素キャンペーンでバランスを欠く公共放送>
2022.10.01・有馬 純・https://agora-web.jp/archives/220930072231.html
* 「気候変動・脱炭素」14のウソ(渡辺 正 著)
気候変動・脱炭素に関わる話の素顔と本質を図表なしで中学生にもわかるよう解説した本。気候変動でまかり通る7つのウソ(台風が狂暴化,南極の氷が減少など),脱炭素でまかり通る7つのウソ(再エネやEVはCO2削減に有効など)を徹底解剖。
以下「まえがき」から抜粋
人間が出すCO2を悪とみる営みに日本は2005年から年3〜5兆円(国民ひとり3〜4万円)も使い,この調子なら2030年まで使い続けます。総額は100兆円を超すでしょう。出所は電気代の上乗せ分と税金だから,読者めいめい気づかないままもう50万円以上を奪われ,今後も40万円ほど奪われる。合計100万円近くも誰かに貢ぐ…という現実をご承知でしたか? 3人家族のお宅なら,ほぼ250万円ですよ。
その巨費は何をするのか? 温暖化を防ぎ,化石資源の消費を減らす-が能書きでした。しかしどちらも,いままで完璧な空振りだったし,これからも成功の目はありません。