* 韓国の変化 日本の選択 ――外交官が見た日韓のズレ (ちくま新書・道上 尚史 (著))
飛躍的な変化を見せる韓国とどう向き合うべきか。長く韓国に駐在し、現地事情に精通した外交官が、韓国市民の日本観を冷静に分析。日本の進むべき道を提言する。
従軍慰安婦や徴用工問題をめぐる歴史認識、経済、教育から感染症対応まで。日本と韓国の認識の溝がますます深まっている。日本が経済成長を遂げ二〇世紀型国家として成功し、アジアを牽引した時代はすでに過去のものとなった。一方、韓国はグローバリゼーションに適応し、飛躍的な変化を見せている。この現実から目を背けず、近くて遠い隣国とどう向き合うべきか。長きにわたり韓国に駐在し、現地事情に精通した外交官が、韓国市民の本音や日本観を冷静に分析。日本の進むべき道を提言する。
<「K-POPが好きなら韓国のことも好きなはず」日本の現状を理解できない韓国社会の”悲しい勘違い”・「国民に日本の重要性を説明するのが難しい」>
なぜ日韓関係はこじれてしまったのか。駐ミクロネシア連邦大使で過去に在韓国大使館総括公使を務めた道上尚史さんは「韓国社会では『K-POPが好きな日本人は韓国全体が好きなはず』と考えられており、自分たちに問題があるという発想があまりない。日本にも留意すべき点もあるが、私の知る日韓関係を振り返ると、特にこの10年間は韓国の側の問題が大きい」という――。
「韓国ほど日本を小さく見る国はない」と語る記者
2022/08/27・ PRESIDENT Online・道上 尚史・駐ミクロネシア連邦大使
https://president.jp/articles/-/60884?page=1