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カルト宗教のトラブル対策―日本と欧米の実情と取り組み

紀藤弁護士、統一教会の壊滅が目的???
フランスの『反セクト法』でも統一教会に閉鎖を命ずることはできません,統一教会は過去に犯罪を犯したとして立件されたことはありません。
統一教会を閉鎖させるためには,フランスよりよりふむ込んだカルト法が必要です、日本で果たしてそれが可能でしょうか???
まずは現実的な予防措置から取り組むべきでは。

* カルト宗教のトラブル対策―日本と欧米の実情と取り組み(山口 広 (著), 平田 広志 (著), 中村 周而 (著), 紀藤 正樹 (著))
なぜ日本でカルト対策が進まないのか―欧米の実情と取り組みから、日本のあり方を問う。オウム真理教、統一協会、法の華三法行、ライフスペースなど、深刻化する宗教トラブル。「こころの時代」「宗教の時代」となる21世紀に、カルト宗教の組織的な人権侵害や、消費者被害にどう対処するべきかを、フランス、ベルギー、ドイツ、アメリカなどの実践に学ぶ。
 
<フランス・『反セクト法』>
フランスでは2001年、『反セクト法』が制定されました。ある団体をセクトと見なすかどうかは、3つの要件が設けられています」
 この3つの要件とは、
【1】法的形態や目的を問わず
【2】その活動に参加する人の心理的または肉体的服従を創造したり利用したりすることを目的または効果とするあらゆる法人
【3】法人そのものまたはその法的あるいは実質的指導者が以下の1つまたは複数の犯罪について、複数の確定有罪判決を受けた
──となっている。この3要件を満たすと、罰則が科せられる場合がある。該当するセクトの反社会性や悪質性を勘案し、資金募集の禁止や事務所の閉鎖を命じることが可能だ。最も重い処分は団体の解散となっている。

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