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値上げを許さない日本の消費者 インフレに耐えられるか

* 物価とは何か (講談社選書メチエ・渡辺 努 (著))
個々の商品の価格が、売り手や買い手の個別の事情を適切に反映して動くのは、自然なことです。そして、個々の価格は忙しく動きまわるけれど全体としてみると安定している、というのが健全な姿です。ただ、同じ「全体が動かない」場合でも、個々の価格がまったく動かず、その当然の帰結として全体も動かないということもあり得ます。しかしそれは病的だと言えるでしょう。(中略)売り手や買い手の事情で価格が上がり下がりするという、経済の健全な動きが止まっていたら、それは異変とみるべきです。後で詳しく述べますが、今の日本経済はこれに近い状態だと私はみています。
【主な内容】
はじめに
第1章 物価から何がわかるのか
第2章 何が物価を動かすのか
第3章 物価は制御できるのか――進化する理論、変化する政策
第4章 なぜデフレから抜け出せないのか――動かぬ物価の謎
第5章 物価理論はどうなっていくのか――インフレもデフレもない社会を目指して
おわりに

<値上げを許さない日本の消費者 インフレに耐えられるか>
 長くデフレの時代が続いてきたわが国に、いよいよ「インフレ」の4文字が意識されはじめた。食品などモノの値段が顕著に上がり始めているからだ。これまで物価の上昇といっても、長年デフレに苦しんだ日本には関係がなく、欧米などどこか遠い外国のものという意識が強かった。・・・5月7日・池田 瞬 (経済ジャーナリスト・書評家)
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/26564
 
<物価対策のあり方が問われている>・2022.04.17・岸本 周平
https://agora-web.jp/archives/2056041.html

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