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「国のために死ねるか」西欧近代社会の残酷な本質

* 次なる100年: 歴史の危機から学ぶこと(水野 和夫 (著))
13世紀以降の社会は「数字(利益)は嘘をつかない」という前提の上に成り立っている。「神は嘘をつかない」という前提で成り立っていた中世キリスト教社会が崩壊していったのは「神が嘘をついた」からであって、人々は来世の天国よりも現世の暮らし向きが年々よくなっていく資本を信じるようになった。そこで、13世紀に教会は利子を認め信者を引き留めた。ところが、21世紀になって、「数字は嘘をつかない」という前提が揺らいでいる。現在は13世紀の身分社会以上に所得の不平等が広がっている。(略)

<「国のために死ねるか」西欧近代社会の残酷な本質>
国民国家の漂流と「中世化」現象が示唆すること
木村 伊量 : 元朝日新聞社社長、国際医療福祉大学理事 / 水野 和夫 : 法政大学教授 2022/03/03・https://toyokeizai.net/articles/-/513984

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