<読売社説:「宇宙ごみ指針 国際ルールづくりを主導せよ」>
意気込みを否定はしないが、正直、日本外交等、これより大事なことが山積み???
国際ルールづくり、やはり、中国とロシアの壁。日本が主導するのは否定はしないが、そのために、この問題以外で、両国に何か譲歩しなければならないのでは、何の国益にもならない。あえて言おう、外交では本気に取り組み事ではない。ただ、日本の技術力の強化開発は粛々と。
<読売社説:「宇宙ごみ指針 国際ルールづくりを主導せよ」>
宇宙開発は民間企業がリードする時代になりつつあるが、そのルールづくりは遅れている。日本は優れた技術力を生かして、国際ルールづくりを主導すべきだ。
政府は世界に先駆け、民間による「地球周回軌道上サービス」の指針を策定した。宇宙空間を漂う「スペースデブリ(宇宙ごみ)」の除去などを想定している。・・・
故障した衛星に接近し除去する技術は、他国の衛星の機能を妨害する軍事技術に近い。日本の指針は、平和利用を明確にしており、国際社会にも歓迎されよう。
ロシアは11月に衛星破壊ミサイルの実験を行い、自国の衛星に命中させて大量の宇宙ごみを散乱させた。ロシアに限らず、米中なども、有事の際には敵の衛星の破壊も辞さないとみられている。
宇宙では拘束力のある国際法の整備が不十分で、今後、資源探査などが進むにつれ、各国の利害がぶつかる場面も予想される。日本が宇宙ビジネスで存在感を発揮することは、宇宙の平和利用を進める点でも意義が大きい。2021/12/20
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20211219-OYT1T50162/