<「中国版ゆとり教育」が目指す「安定」と引き起こす「混乱」>
これをゆとり教育と捉える、毎日新聞社、中国総局長、これではまともな中国記事など期待は出来ません、毎日新聞社殿。
中国の競争社会は日本とは比較にならなほど、厳しいもの、それがどこまで緩和されるのか、期待は出来ない。
塾の経営など、眼中にはない、中国共産党には。これだけ中国経済等を牽引してきたIT企業さえ、共産党の理念に反することがあれば、まさに力尽くで方向転換させるのだ。
毎日新聞社、もっと中国リスク、正しい現状認識に基づく報道を、日本経済界、経営者に。
<「中国版ゆとり教育」が目指す「安定」と引き起こす「混乱」>
中国政府はこの夏から小中学生の①宿題②塾通い――の二つを大幅に減らす「双減」政策を強力に推進している。受験競争に伴う子どもの負担を緩和しようとの取り組みは、いわば「中国版ゆとり教育」だと言えそうだ。
ただ、一連の政策の背景には若年層の不満を抑えこみ、社会の不安定化を未然に防ごうという中国政府の狙いも透けて見えるうえ、塾の経営を困難にし、子どもたちの進路を政府が左右しようとする強引な手法は反発も呼んでいる。・・・2021年11月13日・米村耕一・中国総局長
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20211112/pol/00m/010/024000c
* 巨大中国を動かす紅い方程式 モンスター化する9000万人党組織の世界戦略 (中川コージ (著))
言論統制や人権弾圧を平気で実行する中国の共産党一党独裁体制――
日本国内の中国理解はほとんどこのレベルにとどまっている。しかし、こんなワンパターンの精度の低い見方では中国という国家の本当の恐ろしさはわからない。
2021年7月23日に100周年を迎える中国共産党は、国家と軍のうえに君臨する巨大組織である。先に党があって、後に国家あり。古今東西人類史上最大の9000万人のピラミッド型利害関係組織が「中国共産党」だ。この習近平国家主席を頂点とする中国共産党による支配を、全体主義や独裁主義と批判するのはやさしい。
しかし無慈悲で冷徹な組織成長マシーンへと成長した「党」がマネージする中国は、すでに共産主義を超越した存在となりつつあることを理解している日本人は少ない。
北京大学大学院戦略管理学科で日本人初の博士号を取得した著者が、これまでの「中国論」とは一線を画す斬新な切り口で、党という存在を組織論の視点で根底から解き明かす。