* 正しい核戦略とは何か(ブラッド・ロバーツ (著), 村野 将 (翻訳))
冷戦後の米国の軍事的優位は失われた。本書には日米欧が目指すべき新たな抑止戦略を知るためのヒントが詰まっている。
ウクライナ戦争で明らかになった核兵器のリアル。冷戦後アメリカの核戦略はどのように進化してきたのか? 第一人者が徹底検証!
ウクライナ戦争でロシアは「核の恫喝」を行い、北朝鮮は今も核開発を続けている。日本でも核共有の議論が高まった。今こそ核戦略のリアルな議論が必要だ。米国は中露や各地域の核問題にどう対峙したのか? 核の傘を保証するには何が必要なのか? 第一人者が冷徹に評価していく。最近の展開をカバーした新章と、監訳者解説つき。
【おもな目次】
序論
第1章 冷戦後における米国の核政策・核態勢の発展
第2章 第一の新たな問題──核武装した地域の挑戦国
第3章 地域における新たな抑止戦略
第4章 第二の新たな問題──プーチン率いるロシアとの関係
第5章 進化する米中関係
第6章 欧州における拡大抑止と戦略的安定性
第7章 北東アジアの拡大抑止と戦略的安定性
第8章 核をめぐる安心供与の諸問題
結論
終章 これからの核戦略,核政策,核態勢見直しへの示唆
新終章 日本の読者のためのその後の展開と課題
後期高齢者となり、頭の体操、インターネットで新聞記事、雑誌記事、いろんな情報をいろいろ批評
目次