MENU

旧統一教会との関係を見直すという説明だけでは不十分???

<政治家の「旧統一教会との関係を見直す」という説明だけでは不十分な理由 紀藤正樹弁護士×仲正昌樹教授対談>
紀藤弁護士に、あえて忠告、旧統一教会問題、まずは被害者救済と,今後,被害者が出ないような防止策、それに的を絞ってください。統一教会と政治家、その問題に深入りすれば統一協会問題、すべてがぼやけてしまいます。そして少し残念ですが紀藤弁護士の政治家と旧統一教会の関係についての考え方等、すくなからずの偏見と偏りがあります。そして例えば世界日報に対する考え方についても私は全く同意できません。
紀藤弁護士、統一教会を抹殺するつもりですか、それは不可能です、統一教会はオウム真理教のような殺人事件を起こしたわけではありません、確かに霊感商法等、いろいろ問題を発生させたことは事実ですが、それをもってオカルト教団と認定し、宗教法人取り消し、日本の裁判所は絶対認めることはありません。
いわゆるオカルト宗教法人、統一教会だけではありません、教義に立ち入ってオカルト教団認定、そしてそれが反社会的宗教法人、そんな乱暴なことは,現在の法体系で日本の裁判所がそれを認めることはありません。そのためにはフランスのようなオカルト規制法が必要です、しかし、フランスの憲法と日本の憲法、宗教の自由、考え方に極めて大きな差異があります。そのことは紀藤弁護士,百も承知のはずです。
 
まずは安倍政権下で改正された霊感商法を規制する消費者契約法改正、なにが不足しているのか? そこで残されている宗教団体が受け入れる多額の寄付金をどのように規制するのか、その規制にいわゆるオカルトやマインドコントロール、どのような具体的な文言で法律で規定できるのか?
これができれば自ずから今問題となっている自民党政治家と統一教会の問題など,自然と解消するのです。
反社会的な宗教団体と政治家の関係などと大上段に振りかぶれば紀藤弁護士,墓穴を掘ることにもなります。まして統一教会関連団体や法人と政治家と大上段に振りかぶればまして。せっかくの今までの活躍がパーになってしまいます。
 
対談の相手、仲正昌樹教授は元信者とのこと。次の記事、大変参考になりました
<安倍氏と統一教会は「ズブズブ」だったのか?元信者が自ら明かす“実態”>・2022/07/20
https://news.goo.ne.jp/article/mag2/nation/mag2-545895.html
 
* 統一教会と私 (論創ノンフィクション・仲正昌樹 (著))
東大入学とほぼ同時に、統一教会に入った著者は、11年半にわたる入信生活の後、脱会して学者の道へ。「元統一教会信者」という言葉がもたらす偏見と差別。その根源には、いったい何があるのか? 気鋭の哲学者がその数奇な半生をつづり、みずからの宗教体験を振りかえる。哲学者・仲正昌樹を知るための必読の書。

<政治家の「旧統一教会との関係を見直す」という説明だけでは不十分な理由 紀藤正樹弁護士×仲正昌樹教授対談>・2022/08/30・https://dot.asahi.com/aera/2022082900043.html
 
<霊感商法の被害防ぐ措置、第2次安倍政権で前進した 残る問題は宗教団体が受け入れる多額の寄付金>・高橋洋一・2022.8/2
https://www.zakzak.co.jp/article/20220802-4OLF5UPOIVPXTFX3YF4BRLBHTQ/
 
<国民・玉木代表「カルト規制法」発言に賛否渦巻く「日本に必要な法律」「宗教弾圧」>・8/23・https://news.yahoo.co.jp/articles/cf854a4df42dc8e25fd2f6fb704057c6a46a016c
 
<1996年(平成8年)、地下鉄サリン事件を機に自民党が提案した「宗教基本法案」>
同法案は当時自民党所属の衆議院議員だった与謝野馨が座長を務めた「宗教問題ワーキンググループ」において発案されたものだが、政治が過度に宗教を規制するものだとして批判を浴び、最終的に廃案となった。
 
*  宗教と政治の接点―宗教規制法案の衝撃(木下 歓昭 (編集), 田丸 徳善 (監修))

  • URLをコピーしました!
目次