<読売社説:「日野自動車不正 「物を言えない社風」が招いた」>
* 製造現場を守る7箇条 ストップ品質不正(安岡 孝司 (著))
完成検査員以外の検査員が完成検査を実施するなどしていた日産自動車、鉄道車両用空調装置の一部で購入仕様書の記載とは異なる検査を実施したり検査自体を実施しなかったりしていた三菱電機…。日本を代表する名門企業で大規模な品質不正事件が相次いでいる。
こうした品質不正の典型的なパターンは、経営陣が無理な業績目標を立てることから始まる。結果、現場に無理を押し付けて、「問題があれば現場で解決せよ」と圧力をかける。このような会社では無理な業績目標を達成するために、生産性を重視する一方で、無理な人員削減を実施する。すると当然のことながら、生産計画にはゆとりがなくなり、そのしわ寄せが検査部門へと波及。そこは、検査体力の弱い体制になり、品質不正に手を染める。しかも、こうした検査部署の人員配置は大概固定的なため、閉鎖的な組織となって品質不正を隠しやすくなっている。
本書では、こうした品質不正が起こる背景・理由を分析しながら、現場のマネージャーや技術者が品質不正に陥らないためのポイントを解説する。
<読売社説:「日野自動車不正 「物を言えない社風」が招いた」>・2022/08/04
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20220803-OYT1T50303/
<日経社説:「品質不正を止めるのは経営の責任だ」>・8月6日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK051540V00C22A8000000/
<毎日社説:「日野自動車の不正拡大 歴代経営陣の責任は重い」>・ 2022/8/12
https://mainichi.jp/articles/20220812/ddm/003/070/073000c
<朝日社説:「日野自動車 もの言えぬ体質改めよ」>・8月12日
https://www.asahi.com/articles/DA3S15385291.html?iref=pc_rensai_long_16_article
<産経主張:「日野自動車の不正 トヨタも重い責任を負う」>・2022/8/13
https://www.sankei.com/article/20220813-MOM4I2R6B5JRFPAP4PWCCO4M24/
<日野エンジン不正拡大、まだまだ終わらぬ正念場・20年にわたり続いた体質、国交省にも虚偽報告>・2022/08/08 ・https://toyokeizai.net/articles/-/609643