<読売社説:「地銀再編 金融サービス拡充につなげよ」>
金融サービスの拡充??? その具体的なサービスの内容は???
要は金融サービスでなく、他業種への進出???
* 地銀の次世代ビジネスモデル 押し寄せる業界再編の波を乗り越える(大和総研 (著))
銀行業は、近年の金融環境の変化とともにテクノロジーの脅威にさらされています。特に地銀は、基盤となる地域経済の持続可能性に疑問が投げかけられる中、現在の形を維持できるのかどうか、模索が続いている状況です。
さまざまなテクノロジーの出現は、銀行業にとって「ディスラプション(破壊)」をもたらす恐ろしいイノベーションと捉える向きもあり、高齢化が進む地方においても、テクノロジーが進化・浸透していくことが確実です。地銀は自らの変革により、新しいテクノロジーの長所を積極的に取り入れていかなければなりません。
ただし、テクノロジーがいかに進化しても、地銀の存在意義である「地域密着型金融」は大きな価値を持ち続け、そこが最大の強みであることに変わりありません。今後も、地域産業育成や社会的課題の解決などを軸にした「地域密着型金融」にいっそう注力することが期待されています。
本書では、今、地銀が抱えているこれらの経営課題を解決するための方向性を示しながら、銀行業という今後ますますオープン化していく世界と、地域というクローズしたままの世界の両方をコントロールしながら、地域と銀行を両立させていく「地銀の次世代ビジネスモデル」を提言します。
<読売社説:「地銀再編 金融サービス拡充につなげよ」>
地方銀行の経営改革が政府・日本銀行の支援によって進み始めた。地銀は収益力向上と経営基盤の強化を加速し、金融サービスの拡充で地域経済の活性化に努めてもらいたい。
福井県の福邦銀行は今月1日、県内1位の福井銀行の子会社となった。県内を地盤とする地銀は、一つのグループに集約された。
金融庁は今年7月から、経営統合の対象となった地銀などに補助金を交付する制度を導入した。福邦銀はその適用第1号となる。・・・
銀行の業務範囲は近年、規制緩和が進み、人材派遣業なども手がけられるようになった。人材やノウハウを蓄積し、融資先企業の成長に貢献するべきだ。・2021/10/13
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20211012-OYT1T50307/