<産経主張:「北コロナ感染拡大 まず軍事挑発停止が先だ」>
北朝鮮の国民には申し訳ないが、北朝鮮の発熱騒ぎ、コロナ騒ぎ、全く同情の気持ちがわきません。
<産経主張:「北コロナ感染拡大 まず軍事挑発停止が先だ」>
新型コロナウイルスの感染者はいないと主張していた北朝鮮が初めて感染確認を発表し、発熱患者はその後、数日で100万人を超えた。・・・
金正恩体制は核・弾道ミサイルだけを拠(よ)り所に米国や日本、韓国を恫喝(どうかつ)し、中露と結託し、強権国家として存在を誇示している。
その結果、国連の厳しい制裁下で困難を強いられているのは常に国民である。「感染者ゼロ」の防疫対策として国境を閉じ、経済は一層悪化した。これ以上の自国民迫害は許されない。
核・ミサイル開発を放棄して軍事挑発を停止する。拉致被害者を解放する。それが国際支援を受けて国民を救う唯一の方法だ。
金総書記は党と行政の防疫担当を叱責し、「中国の先進的で豊富な防疫成果と経験」を学ぶよう指示した。だが中国のゼロコロナ政策も長期の都市封鎖で経済は減速し、住民の不満が高まって行き詰まりを見せている。独裁者のための強権体制でコロナを封じることはできないと知るべきだ。 2022/5/18
https://www.sankei.com/article/20220518-U3VKXS6NS5ODDB6S4LG4VIYUGM/
<朝日社説:「北朝鮮と感染 国際支援受け人命救え」>
どんな政治体制下であれ、人命の軽視は許されない。国際社会は積極的な医療支援に乗りだし、北朝鮮はそれを速やかに受け入れるべきだ。・・・
金総書記は「人民大衆第一主義」を掲げ、一般市民の生活向上を目指してきた。真にそうだというのなら、外部からの助けを拒む理由はないだろう。
中国、韓国のみならず、近隣を含む国際社会は人道的な支援を惜しんではならない。
ワクチン未接種国の北朝鮮で新たな変異株が生まれる可能性も懸念される。国際的な感染症対策の側面から、北朝鮮を粘り強く説得する必要がある。日本としても、隣国の感染禍を放置するわけにはいかない。 2022年5月20日
https://www.asahi.com/articles/DA3S15299330.html?iref=pc_rensai_long_16_article