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そもそも「リベラリズム」とは何だったのか?

<そもそも「リベラリズム」とは何だったのか?>
アメリカや先進諸国が直面する極端な経済格差や社会基盤の崩壊、そしてエリート層と労働者階級の間に生じている深刻な分断を「冷たい内戦」と呼び、その根本原因を鋭く分析。
この分断の背景には、右派・左派を問わず「進歩」を至上命題とするリベラリズムのイデオロギーと、それに乗じて特権を独占し大衆の生活を不安定化させる「エリート」の存在があると指摘。これに対し、限界のある現実から生み出された大衆の「常識」や伝統的な美徳を再評価する。

* リベラリズムからの体制転換: ポストリベラルと共通善保守主義(パトリック・J・デニーン (著), 会田 弘継 (解説), 角 敦子 (翻訳) )
本書は、古代の「混合国制」の理念に学び、エリートと大衆の敵対を乗り越える「共通善保守主義」を解決策として提示。新しい真のエリートが労働者階級の価値観に寄り添い、相互に高め合う「貴族的ポピュリズム」の形成を通じて、リベラリズムがもたらした社会の分離を克服し、真の「統合」と「共通善」の実現を目指すための道筋を論じる。
 
<【書評】『リベラリズムからの体制転換』〜「進歩」という物語の罪と、欲望が反復する歴史のアイロニー>
目次
そもそも「リベラリズム」とは何だったのか?
「終焉」は新しいのか?——若者たちの反乱と「二度目の頓挫」
「欲望の資本主義」が生み出したブラックホール
認識の「宿痾(しゅくあ)」としての二項対立からの脱出
「何を取り戻すか」ではなく「何を新たに編むか」
2026.10.9・ 評者:丸山 俊一(NHKエンタープライズ エグゼクティブ・プロデューサー、立教大学大学院社会デザイン研究科 特任教授)・https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/97332

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