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「ロシアに押し戻す!」ウクライナの戦略転換

<「ロシアに押し戻す!」ウクライナの戦略転換に動揺するプーチン、パニックに陥っている兆候も…戦況の変化もプーチンが強硬姿勢を強める理由>
 
<「心」を狙われたウクライナがロシアの「経済」を殴る構図へ…ドローン戦が泥沼化、宗教戦争の様相にも>

 
果たして「ロシアに押し戻す!」ウクライナの戦略転換、どこまで通用するのか???
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<「ロシアに押し戻す!」ウクライナの戦略転換に動揺するプーチン、パニックに陥っている兆候も…戦況の変化もプーチンが強硬姿勢を強める理由>
 Foreign Policy誌(web版)の5月18日付け解説記事が、「占領地奪還のための消耗戦からロシア領内への戦略打撃によって経戦能力を削ぐことに重点をシフトさせる、ウクライナの戦略が今春から奏功し始め、これに対しロシアは明らかに動揺して、戦争目的に関する説明振りなどを変え始めている」と指摘している。要旨は次の通り。
2026年6月3日・岡崎研究所・https://wedge.ismedia.jp/articles/-/40676
 
<「心」を狙われたウクライナがロシアの「経済」を殴る構図へ…ドローン戦が泥沼化、宗教戦争の様相にも>
 古今東西、戦争が膠着・長期化すると、「戦略爆撃」が前面に出てくるというパターンがある。戦略爆撃とは、戦場で敵部隊を攻撃するのではなく、敵国の戦争遂行能力や国民の士気にダメージを与えることを目的とした非戦闘地域への攻撃である。具体的には、相手国の産業、エネルギー、交通、都市などを叩き、敵の継戦能力や抵抗の意志を折ろうとする。
 ロシア・ウクライナ戦争も、完全にそのフェーズに入っている。お互いに強固な防衛線を築き、また空中には大量にドローンが飛び交う中で、どちらも決定的な突破口は開けない。
 そこで、ロシア側はウクライナの電力インフラ、港湾、工場、都市部、文化遺産などへの空爆を続ける。対するウクライナも、ロシアの製油所、石油貯蔵施設、弾薬庫、軍需工場、空軍基地などへの長距離ドローン攻撃を強化している。もちろん、前線では今なお、熾烈な戦闘が続いているのだが、戦線は容易には動かず、今日ではもはや戦争の焦点はドローンによる戦略爆撃の応酬に移っている感がある。
 その際に、ロシアがドローン攻撃で最大の標的としているのは、ウクライナ国民の「心」であろう。疲労、恐怖、厭戦ムードを植え付けて、抵抗を諦めさせようとする狙いが見て取れる。ゆえにロシアの攻撃は、冬場に電力や暖房を奪おうとするものや、あからさまに住宅を狙ったものが多い。
 対するウクライナは、ロシアの「経済」を叩くことに注力している。その最大の標的が、製油所やその他の石油関連施設だ。最近では、ウクライナのドローン攻撃を受けたロシアの石油関連施設が爆発・炎上する様子が、毎日のように報道されている。
 このように、ロシアはウクライナの心を、ウクライナはロシアの経済を殴るというのが、基本構図であろう。ただ、両国による攻撃の応酬の様子を見ていると、それだけではない、より根深い本質が透けて見えるのである。・・・・2026年7月1日・服部倫卓( 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授)・https://wedge.ismedia.jp/articles/-/40803

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