<資源量でも、採鉱技術でもない…“南鳥島産”レアアース商業化を阻む「最大の壁」とは…《責任者が語る》>
確かに高い壁がある。しかし、乗り越えることは可能だ、必ず商業化。
<資源量でも、採鉱技術でもない…“南鳥島産”レアアース商業化を阻む「最大の壁」とは…《責任者が語る》>
中国が圧倒的な世界シェアを誇るレアアース。国際緊張が高まる中、日本が進めているのが南鳥島沖でのレアアース泥採鉱だ。この一大事業の責任者をつとめる内閣府SIP海洋プログラムディレクターの石井正一氏が、今後の課題を解説する。・・・・
第一の課題は「資源量」の確認、第二の課題は「採鉱技術」の確立、第三の課題は「製錬・精製技術」の確立、そして第四の課題は「輸送コスト」です。
現時点で第一と第二の課題はほぼクリアできましたが、「製錬・精製技術」はまだこれからです。・・・・
最後の課題が「輸送コスト」です。今回は「泥水」のまま本土に持ち帰りましたが、来年2月に予定している採鉱試験では、これから建設する南鳥島の施設で泥水を脱水し、環境基準を満たした処理水は海域に放出すべく関係機関と協議を行っています。こうすれば、容量が5分の1程度になり、運搬コストが安くなるからです。
2026/03/22・文藝春秋 2026年4月号・https://bunshun.jp/articles/-/87185