<巨大市場国家「中国」に飲み込まれた資源大国「ロシア」…ケタ違いの制裁が利かない本当の理由とは?>
ロシアのウクライナ侵略を止めさせるためには、ロシアと中国との貿易にくさびを打ち込むことが必要なのだが。
<巨大市場国家「中国」に飲み込まれた資源大国「ロシア」…ケタ違いの制裁が利かない本当の理由とは?>
ロシアによるウクライナ侵攻が5年目に突入した。この間、欧米諸国は、ウクライナ侵攻を止めないプーチン政権に前例のない制裁を継続して浴びせた。
米国の法令順守関連のデータベース専門サイト「Castellum.AI」によると、ロシアに向けられた制裁件数は2025年8月時点で2万6665件に及ぶ。イラン向けが6027件であることを踏まえると桁違いの制裁規模だ。
その一方、ロシア経済は25年1%の低成長を記録するも瓦解する兆しはない。ハイパーインフレ、金融・通貨危機、大規模失業などが顕在化する兆候はみられず、むしろロシアの財政・金融当局は、外貨準備高や国民社会福祉基金といったストックベースの経済基盤を「要塞」のように固めながら、プーチン政権によるウクライナでの継戦を中長期的に可能せしめている。これを英国の安保外交シンクタンクChatham Houseは25年9月の論考にて“Fortress Russia economy”―ロシアの要塞経済と呼称している。・・・2026年3月4日・加藤 学( 国際協力銀行 エネルギー・ ソリューション部長)・https://wedge.ismedia.jp/articles/-/40297