<インドとアメリカはなぜ貿易合意できたのか?発揮された“インドらしさ”、日本人も交渉のため知っておくべきこと>
「インドの強み①有利になるまで永遠と待つ」
インドと米国の関係、何処まで友好関係、元の鞘に収まることができるのか???
もちろん、関係改善、日本も歓迎するところなのだが。
<インドとアメリカはなぜ貿易合意できたのか?発揮された“インドらしさ”、日本人も交渉のため知っておくべきこと>
アメリカのトランプ大統領とインドのモディ首相は2月2日、アメリカとインドの間で貿易合意が締結されたことをSNS上で発表した。その時点では詳細は不明だったが、その後、徐々に内容が明らかになりつつある。
インドからアメリカへの輸出品にかかる関税を50%から18%に下げ、インドはロシアから原油を輸入を大幅に減らす、様々な分野の関税撤廃や規制緩和などが含まれる合意のようだ。ただ、2月11日の時点では、まだ細かいところで決まっていないことも多いらしく、一部の文言が変化しているので、大枠で合意した、ということなのだろう。 この合意は、米印関係を変えるターニングポイント(転換点)といえるものである。米印関係はかなり感情的な対立になり、合意のめどが立たない状況になっていたからだ。
どのようにして突破口が開かれたのだろうか。今回の合意の背景をみると、インドの交渉における強みが反映されたことが考えられる。本稿では、今回の交渉に見られるインドの交渉スタイルについて分析することにした。
インドの強み①有利になるまで永遠と待つ
2026年2月13日・長尾 賢( 米ハドソン研究所 研究員、東京国際大学・国際戦略研究所・准教授)・https://wedge.ismedia.jp/articles/-/40221