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朝日社説:「米攻撃と日本 法の支配の原則を貫け」

<朝日社説:「米攻撃と日本 法の支配の原則を貫け」>
この社説の要旨は次の通りです(ChatGPT )
1 法の支配の重要性の強調:日本は自由、民主主義、法の支配を守るために、米国との同盟を重要視している。しかし、米国がこれらの原則に反する行動を取る場合、日本は黙認すべきではない。
2 米国との同盟の矛盾:米国の軍事行動(特にベネズエラ攻撃)に対し、日本政府は評価を避け、二重基準を取ることになった。これは国際法違反を黙認することにつながり、批判すべきだ。
3 法の支配を守るための国際連携の必要性:中国や北朝鮮の行動を批判するためにも、法の支配を守る立場を貫かねばならない。他国との連携を深め、力の支配に対抗する姿勢が必要。
4 日本外交の自律性の確保:米国の機嫌を取るために日本が自国の立場を犠牲にすることなく、独自の外交方針を貫くことが重要であり、米国に追認するだけの存在になってはいけない。

連日にわたる朝日新聞社のベネズエラ問題に関する社説について、今回の社説についても、前回同様、私は同意することはできません。
今回の社説は高市首相の対応を厳しく批判しています。しかし、高市首相がこの問題に深入りしない理由について、朝日新聞社はもっと冷静に考えるべきです。
確かに、今回の米国による武力行使は、「法の支配」という観点から見れば極めて微妙な問題をはらんでいます。しかし、そもそもベネズエラのマドゥロ大統領による強権的な政治体制は、長年にわたり「法の支配」を著しく逸脱してきたのです。その結果、極めて多数の難民が周辺国や欧州へと流出する事態を招いているのです。
今回のトランプ大統領の措置は、ベネズエラの民主化におおくの影響を与える可能性が高いと考えます。仮に民主的な体制への移行が実現するのであれば、歴史はこの決断を一定程度評価することになるでしょう。もっとも、原油権益など米国の国益が過度に優先されるリスクが存在することも、冷静に見ておく必要はあります。
重要なのは、日本が是非の即断に終始するのではなく、ベネズエラの民主化や復興にどのように関与できるのか、さらに中南米全体の安定にどのような形で貢献できるのかという点です。朝日新聞社には、批判に終始するのではなく、日本の国益と国際的役割を見据えた前向きな社説を期待したものです。
付け加えるならば、今回のベネズエラ問題に対するEU各国首脳の反応が一様でない点も重要です。米国の行動が国際秩序全体に与える「前例効果」を懸念する声が根強いことは、日本外交にとっても示唆的です。
また、安定した民主的政治を行っている台湾に対する中国の姿勢と、今回のベネズエラ問題とを同列に論じることはできません。問題の性質も、国際的背景も、全く次元が異なります。
さらに、北朝鮮の核開発や拉致問題についても、「法の支配」を唱えるだけでは現実的な解決には至らない、それが国際政治の厳しい現実です。日本外交は理想と現実の両方を直視する必要があるのです。

<朝日社説:「米攻撃と日本 法の支配の原則を貫け」>・1月6日・https://www.asahi.com/articles/DA3S16376421.html?iref=pc_rensai_long_16_article
<朝日社説:「ベネズエラ大統領拘束 国際秩序を揺るがす米国の暴挙」>・2026年1月5日・https://www.asahi.com/articles/DA3S16375994.html?iref=pc_rensai_long_16_article
 
<産経主張:「ベネズエラ攻撃 米は事態の安定化を急げ」>・2026/1/6・https://www.sankei.com/article/20260106-W6SIJXLDOFIHVANRGGUEMEHROU/

<毎日社説:「米国の軍事作戦と日本 法の支配守る外交努力を」>・2026/1/9・https://mainichi.jp/articles/20260109/ddm/005/070/066000c
 
<なぜ孤立主義のトランプはベネズエラ大統領を拘束したか、「ドンロー主義」打ち出し「西半球の地主」を宣言した理由>
目次
「幸運と神の加護を」と作戦開始を命令
「モンロー主義は弱腰な指導者たちの下で忘れ去られた」
「防御的な盾」から「攻撃的な介入の矛」に変質したモンロー主義
「世界の警察官」の役目から下りたオバマ米大統領
「米国の法律を犯した者は他国の元首であっても米国内法で裁く」
2026.1.5 ・木村 正人・https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/92571
 
<ベネズエラ攻撃で非難の応酬 国連安保理、国際法違反に懸念も>・1/6・共同通信・https://news.yahoo.co.jp/articles/7792fd5c3e67e926c5addbf34bb23d157424cdce

<米国のベネズエラ軍事介入と欧州の悩み>
トランプ米政権によるベネズエラ軍事介入とマドゥロ大統領の拘束を受け、欧州諸国はその対応に苦慮している。米大統領がベネズエラ大統領を逮捕し、国外追放する権利を主張すれば、ロシアのプーチン大統領はウクライナへの軍事侵攻、そしてキーウ政権の交代を要求する自身の主張が正当化された、と感じてしまう可能性が出てくるからだ。・・・2026.01.05・長谷川 良・https://agora-web.jp/archives/260104100853.html

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