第二次世界大戦以降、アメリカが主導してきたグローバル化が挫折しつつある。
自由民主主義と市場経済の社会モデルが綻びを見せ、権威主義の中国やロシアが秩序変更を狙う。世界はこれからどうなるのか――。
* 世界秩序-グローバル化の夢と挫折 (中公新書・田所 昌幸 (著))
本書は古代ローマ帝国から現代のアメリカ一極優位までを俯瞰し、「一つの世界」への統合と、分解のダイナミクスを捉える。
さらにグローバル化後の「四つの世界秩序」の可能性と、日本の未来を考察する。
■ 目 次 ■
はじめに
第1章 統合の条件
第2章 広域的秩序の興亡
第3章 アメリカ主導のグローバル化
第4章 四つの世界秩序
第5章 ポスト・グローバル化と日本
1 大国でも小国でもない日本
2 仲間を増やし、敵を減らす
3 「自立」を迫られる日本
4 「日本」の生き残りとは何なのか
おわりに・主要参考文献
<田所昌幸『世界秩序―グローバル化の夢と挫折』>・2025.12.08・Yukiguni・ https://agora-web.jp/archives/251207072432.html