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日本の漫画にはなぜ“オノマトペ”が多用されるのか?

男が人前で声をあげて泣くのが魅力的な時代があった
◇「にふぶ」「ほやほや」「にっこら」と笑っていた日本人…
現代人の常識をくつがえす「泣く」「笑う」オノマトペ
――その歴史と謎と豊かさに迫る!

* 男が「よよよよよよ」と泣いていた 日本語は感情オノマトペが面白い (光文社新書・山口 仲美 (著)
「ワンワン」「ホーホケキョ」などの動物の声や
「ガタガタ」「ドッカーン」などの物音、
あるいは「ひらひら」「ぐにゃぐにゃ」などの
物事の状態や様子を写す言葉をオノマトペという。
このオノマトペを、日本人はこよなく愛してきた歴史がある。
この本では、日本人の泣く声(「おんおん」「わっ」など)や
泣く様子(「ほろほろ」「さめざめ」など)、
笑う声(「ワッハハ」「ヘヘヘ」など)や
笑う様子(「にっこり」「にたにた」など)を表わすオノマトペに焦点をしぼり、
歴史の糸を手繰り寄せる。
「ウェラウェラ」「ツブツブ」「ホヤホヤ」など予想外のオノマトペが続出、
そこに潜む日本人の認識の仕方や時代性まで追究する。
オノマトペ研究の第一人者による、斬新な日本語の歴史。
 
<「パタッ」「ぐぬぬ」日本の漫画にはなぜ“オノマトペ”が多用されるのか? 翻訳できない“音”の正体・川原繁人が『男が「よよよよよよ」と泣いていた』(山口仲美 著)を読む>・川原 繁人・source : 週刊文春 2025年11月13日号・https://bunshun.jp/articles/-/83447

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