<産経主張:「新政権と社会保障 給付と負担の議論尽くせ」>
産経新聞社殿、果たして議論を続けるだけでこの問題の解決策は導き出せるのでしょうか。
自民党と維新の連立のもとで、維新は医療費削減の明確な目標を掲げています。まずはその方針を軸に、連立政権としての社会保障の方向性を明確にする必要があります。
社説の結論である
「保険料を抑制するには、医療・介護サービスを縮小するか、患者負担を増やすことが基本となる。高市政権は、国民の理解が得られるよう丁寧に説明しつつ検討を進める必要がある。」
──この指摘は現実を踏まえていますが、あまりにも抽象的で、具体的な改革の指針を欠いています。
産経新聞には、これまでのように率直でわかりやすい主張を期待します。
私は、「医療・介護サービスの適正化(縮小)」と「患者負担の段階的増加」、この両方を避けては真の社会保障改革は進まないと考えます。
いずれも痛みを伴う政策ですが、それをどう国民に説明し、合意形成を図るかが政治の責任です。
なお、医療費削減の実現には「デジタル化と医療提供体制の再編」が不可欠です。効率化による支出抑制も極めて重要です。
国会議員の皆さんには、与野党を問わず、現実に即した社会保障改革の具体案を提示し、責任ある議論を行ってほしいと思います。
<産経主張:「新政権と社会保障 給付と負担の議論尽くせ」>・2025/11/4
https://www.sankei.com/article/20251104-IKORDA4YSFIH3IUPICB6VFKPZE/