MENU

朝日社説:「広陵高校辞退 暴力を根絶するために」

<朝日社説:「広陵高校辞退 暴力を根絶するために」>
この社説の要旨は次の通りです(ChatGPT)
1 学校の部活動における暴力は決して許されず、根絶に向けた徹底した調査と説明責任が重要である。
2 被害者と真摯に向き合う姿勢が不可欠であり、指導体制の見直しが求められる。
3 高野連や共催者として、透明性の高い仕組み作りと責任ある対応が必要である。
4 SNS上の不確かな情報や個人名の拡散による人権侵害を防ぐため、ネット対策の強化が急務である。
 
これらの主張は、表面的には正論に聞こえます。しかし、私はこの社説を共催者としての責任を棚上げし、責任追及をかわそうとしているように感じました。
特に、次の点について強い疑問を持ちます。
■ 朝日新聞社は、自らの責任をどう考えているのか?
朝日新聞社は、高校野球の共催者という立場にあります。その立場でこの問題に対してどのような取材を行い、事実関係をどう確認したのでしょうか?社説には、そのプロセスが一切見えてきません。
■ 「透明性のある仕組み作り」とは具体的に何を指しているのか?
「高野連や共催者として、透明性の高い仕組み作りと責任ある対応が必要」と述べながら、朝日新聞社自身がどのような対応を取り、結果としてそれが適切だったのかどうかには言及していません。
■ SNS上の混乱への懸念はもっともだが、提案は抽象的すぎる
「不確かな情報や個人名がSNS上で飛び交い、人権侵害の連鎖が懸念される。ネット対策の強化が急務」と主張していますが、あまりに抽象的です。
共催者として、あるいは報道機関として、具体的にどのような対策を検討・実施しているのか、提言が求められる場面で責任ある言及がありません。
 
総じてこの社説は、「問題の本質に踏み込まず、建前と抽象論に終始している」と受け取られかねません。暴力行為そのものは断固として許されないことは言うまでもありませんが、だからこそ、それを報じる側・関わる側には情報の正確性、透明性、説明責任が強く求められます。
朝日新聞社には、報道機関として、また高校野球の共催者として、自らの役割と責任についてより踏み込んだ説明と行動を求めたいと思います。

<朝日社説:「広陵高校辞退 暴力を根絶するために」>・8月17日
https://www.asahi.com/articles/DA3S16282889.html?iref=pc_rensai_long_16_article
 
<「まるで戦時下の報道だ」広陵高校の暴力問題→甲子園主催の朝日新聞は沈黙…見て見ぬふりをした新聞社の責任とは>プチ鹿島・https://bunshun.jp/articles/-/81505

  • URLをコピーしました!
目次