<EUが推し進めるエネルギーの「脱ロシア化」は本当に可能か?ロシア産天然ガスの完全禁輸法案が占うEUの“結束力”>
EUが推し進めるエネルギーの「脱ロシア化」、可能かどうかではなく、完全に実行しなければならない。
ロシアの脅威で軍事費を増額しながら、ロシア産天然ガスを輸入すること、まさに支離滅裂なのだ。なお、ロシアをウクライナから追放、EU、NATO、もともっと急げ。
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<EUが推し進めるエネルギーの「脱ロシア化」は本当に可能か?ロシア産天然ガスの完全禁輸法案が占うEUの“結束力”>
ガス禁輸でハンガリー外しを目論む欧州委員会だが、ロシア産ガスの輸入は続きそう
欧州連合(EU)の執行部局である欧州委員会は6月18日、化石燃料の「脱ロシア化」の観点から、同国産の天然ガスの輸入を2027年までに完全に禁止する法案を発表した。2022年2月にロシアがウクライナに侵攻したことを受けて、EUはロシア産の化石燃料の利用を段階的に削減する方針を示していた。脱ロシア化である。
対象となる化石燃料は石炭と石油、そして天然ガスに大別される。うち石炭に関しては、そもそもEU域内での自給率が高かったこと、またロシア産の石炭に対する輸入依存度が低かったことから、スムーズな脱ロシア化が図られた。 2025.6.20(金)・(土田 陽介:三菱UFJリサーチ&コンサルティング・副主任研究員)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/89028