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地方創生:茨城県の境町にウルフギャング・ステーキがある理由

<茨城県の境町にウルフギャング・ステーキがある理由>
地方創生、上から押しつけるものではなく,自ら勝ち取るべきもの。

<茨城県の境町にウルフギャング・ステーキがある理由>
失礼ながらこれまで名前すら聞いたことがない町でしたが、町長としての先進的な取り組みを着々と続けていることに感銘を受けました。
銀座や六本木に店舗を構えるアメリカの高級ステーキ店ウルフギャングが、なぜかこの街にも店舗を構えています(正確な店名はSAKAITEPPAN by Wolfgang Zwiener)。建物の設計はあのクマさんこと隈研吾先生です。
また、新春の初セリで2億円を超えるマグロを競りおろしたことで知られる銀座の高級寿司店おのでらが表参道に作った回転寿司のお店もあります。お寿司の冷凍工場に併設されているそうです。
これらの店舗は町長がトップセールスで誘致したものではないかと思います。
それだけではありません。悪化している財政再建に取り組みながら人口減少を食い止めるべく、子育てのサポートなどを手厚く行い、英語教育にも力を入れています。
また、町内に無人のバスを走らせたり、東京駅までの直行バスを定期運行し、通勤費用の半分を町がサポートするといったユニークな政策も実行しています。
さらに家賃を払いながら、将来自分の家が持てる制度を導入したり、ふるさと納税で財務内容の改善を行うなど、次々と政策を打ち出しています。
独創的なアイディアを出してそれを実行していくスピード感はどこから生まれるのでしょうか?
やはり積極的に様々な人と会い、情報交換や人脈構築を行うことから新しい発想が生まれて、実行できる人材が集められるのだと思います。2025.06.23・内藤 忍・https://agora-web.jp/archives/250621032908.html

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