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トランプ関税:銅に50%、医薬品に200%???

トランプ関税、強気に戻ったのか、それとも焦り???
いずれにせよ米国に対する信頼は多くの国で失われてしまった。それがこれからボディブローいろんな局面に。
そしてドルショックの影???

<銅に50%、医薬品に200%、強気に戻ったトランプ政権のアキレス腱、関税交渉の難航で再び忍び寄るドルショックの影・実質的な延長が図られた関税交渉、関税は骨抜きになってもドル離れは確実に進む
 日本や韓国などに対して、米トランプ政権は25%(ベース関税10%+追加関税15%)の輸入関税を課すとともに、その適用を8月1日まで延期すると一方的に通告した。これは実質的な交渉の延長を意味するもので、大方の予想通りの展開となっている。同時に、交渉が煮詰まっているため、米国が焦っていることがよく読み取れる。
 米国との間で関税交渉が成立したのは中国、英国、それにベトナムの3カ国だけ。言い換えれば、90日間の交渉期限の中で、ほとんどの国と関税交渉は成立しなかったことになる。もともと米国が独善的に仕掛けた関税紛争なので、交渉が停滞するのは当然だ。目先の利害を優先せず、一種の牛歩戦術を採っている日本はある意味で正しい。
2025.7.10・(土田 陽介:三菱UFJリサーチ&コンサルティング・主任研究員)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/89372

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