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レアアースの輸出制限でEV関税の撤廃を目論む中国に揺さぶられる欧州

<レアアースの輸出制限でEV関税の撤廃を目論む中国に揺さぶられる欧州、簡単ではなかったEUの対中デリスキング・中国の強みを再認識させたトランプ関税と中国が欧州に仕掛けたディール>
EU、トランプ関税、まさに予断を許さない展開。
それに加えて中国レアアース輸出規制でさらなる追い打ち。
EUだけではない、同じことは日本にも。
参院選、ばらまきばかりの内向き議論、世界から取り残されてしまった日本のこれからは???

<レアアースの輸出制限でEV関税の撤廃を目論む中国に揺さぶられる欧州、簡単ではなかったEUの対中デリスキング・中国の強みを再認識させたトランプ関税と中国が欧州に仕掛けたディール>
 中国商務部は4月4日、サマリウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ルテチウム、スカンジウム、イットリウムといった7種類のレアアースの関連品目を対象に、輸出規制を発動した。これは事実上、4月2日に米トランプ政権が発表した「相互関税」に対する報復措置だったが、米国以外にも一律で適用されたのがポイントだった。
 実際、4月の中国のレアアース輸出量は、前月比31.8%減となる7600トンまで急減した(図表1)。続く5月も同3.8%減となる7300トンと減少が続いている。現在、上記の7種類に限定されている輸出規制だが、今後、その対象が広がらないとも限らない。世界はまさに“レアアースショック”ともいえる状況に陥ったことになる。
2025.7.5(土田 陽介:三菱UFJリサーチ&コンサルティング・副主任研究員)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/89277
 
<中国、欧州との亀裂露呈 外相歴訪、安保・通商で溝―米関税期限前にけん制も>
 【北京時事】中国の王毅共産党政治局員兼外相は6日、ベルギー、ドイツ、フランスの3カ国歴訪を終える。習近平政権は米国との長期対立を見据え、欧州との関係強化を急ぐ。しかし、今回の訪問では、安全保障や通商面で中国・欧州間の亀裂が露呈する結果となった。・・・07月06日・https://www.jiji.com/jc/article?k=2025070500209&g=int#goog_rewarded

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