私には学者等が言うところの「アメリカの国際法違反の軍事攻撃」との非難、理解できないことが多い。そこで、ChatGPTに次の質問をしてみました。
「学者等が米国のイラン空爆に対し、「アメリカの国際法違反の軍事攻撃」と非難していますが、そもそもこの国際法とは具体的にはどのような法律ですか。仮に国際法違反、誰がどのように処罰等を行うのですか。」
その結果、結論的には、国連がほとんど機能していない現在の状況から鑑みれば,国際法違反との指摘、何の意味も無いことだと考えます。
イランはなぜ核開発をするのですか、他国からの侵略など全く考える必要の無い国と考えるのですが。イランが核開発を行わないと宣言し,国際査察等を受け入れさえすれば、イスラエルはイラン攻撃すぐに止めるでしょう,もちろん米国も。
<国際法とは何か?>(ChatGPT )
国際法とは、国家間の関係を規律する法体系で、条約(国際条約)、慣習国際法、一般法原則、判例、法学などから成り立ちます。中でも軍事行動に関して重要なのは以下の法源です:
1 軍事攻撃に関係する主な国際法
国際連合憲章(UN Charter)
第2条第4項:「すべての加盟国は、他国の領土保全または政治的独立に対する武力による威嚇または行使を慎まなければならない」
第51条:自衛権(武力攻撃があった場合には、個別的または集団的自衛権を行使できる)
2 ジュネーヴ諸条約および追加議定書
軍事行動中の民間人保護、戦争犯罪の防止などを規定。
過度な被害を与える攻撃、無差別攻撃は禁止されています。
3 慣習国際法
長年の国家実践とそれに対する法的信念(オピニオ・ジュリス)によって形成される。
例:主権尊重、不干渉原則、必要性・均衡性原則。
<アメリカの空爆はなぜ国際法違反とされるのか?>
米国が他国(例:イラクやシリア領内のイラン関連勢力)に空爆を行った場合、以下の理由で違法とされることがあります:
国連安保理の承認なし
自衛の必要性が曖昧または不存在
主権国家(例:イラク)の同意なしに行われた攻撃
標的が正当な軍事目標でない、あるいは民間人に過度な被害を与えた
これらはいずれもUN憲章第2条第4項違反やジュネーヴ諸条約違反として指摘される場合があります。
<国際法違反に対する「処罰」や対応はどうなるのか?>
国際法違反があった場合の処罰・対応には以下のような手段があります:
- 国際司法裁判所(ICJ)
国家間の紛争を裁く裁判所。
ただし、当事国双方の同意が必要。米国は過去にICJの管轄権を拒否したこともあります。 - 国際刑事裁判所(ICC)
個人の戦争犯罪・人道に対する罪・侵略犯罪を裁く。ただし、米国はICCのローマ規程を批准しておらず、裁判権を拒否している。 - 国連安全保障理事会
国際の平和と安全に対する脅威を判断し、制裁・武力行使などを承認できる。
しかし米国は常任理事国で拒否権(Veto)を持っており、実際には制裁が機能しにくい。 - 国際世論・外交圧力
実質的な「処罰」は難しいが、学者・他国・国際NGOによる非難、経済制裁、外交的孤立などが行われる。
<終わらないアメリカの国際法違反の軍事攻撃>・2025.06.23・篠田 英朗
https://agora-web.jp/archives/250622115800.html