<SNSという〝群衆〟から 民主主義をどう守るか>
* 操られる民主主義: デジタル・テクノロジーはいかにして社会を破壊するか (草思社文庫・ジェイミー・バートレット (著), 秋山 勝 (翻訳))
デジタル・テクノロジーが国境や民族を超えて繋がる自由で民主的な世界を産み出す一方で、誰にも予想できなかった事態が起こっている。
SNSやビッグデータ、AIの進化が、社会システムの基層を大きく変え、「人間」そのものを変えつつあるのだ。ネットは人々の感情を増幅させ、共有される匿名の怒りが世界を分断する。データ分析は、選挙や政策決定にも影響を及ぼしている。さらにプラットフォームを握る企業が市場を独占し、AIによる労働環境は所得の格差を拡大し、社会の分断はますます拡がっていく。テクノロジーがもたらす新たな社会課題を乗り越える解決策をデータテクノロジーの専門家が指し示す。
<SNSという〝群衆〟から 民主主義をどう守るか>
SNSの影響力が増す中、容易に変えられないものがある。それは「社会」であり、「人間」だ。本記事では、歴史的な出来事から浮かび上がる人間の「本質」や「特性」を挙げる。それらを踏まえ、民主主義をどのようにして守り、育むのか、加えてこれからの日本が歩むべき道を考えるために必要な視点を提示したい。・・・ 2025年3月26日・https://wedge.ismedia.jp/articles/-/37058
<パブコメ「異常件数」相次ぐ SNSで動員、かすむ民意>
行政機関がルールを定めるときに事前に一般から意見募集する「パブリックコメント」で、意見数が異常に多くなる事態が相次いでいる。SNSでは繰り返し投稿する方法や文案を共有するやり取りが確認される。政府内で特定の意見によって総意がかすむとの懸念があり、各省の官僚トップが集まる会議でも取り上げるなど対応を練っている。
3月24日・https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA128RU0S5A310C2000000/