* 国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源(上・下)(ダロン・アセモグル (著), ジェイムズ・A・ロビンソン (著), 鬼澤 忍 (著) )
世界にはなぜ豊かな国と貧しい国が存在するのか?
上記の問いに答える鍵は、地理でも、気候でも、文化でも、あるいは為政者の無知でもない。問題なのは政治・経済上の「制度」なのだ。
ジョン・ベイツ・クラーク賞を受賞したMIT教授のダロン・アセモグルと、気鋭のハーバード大学教授ジェイムズ・A・ロビンソンが、15年に及ぶ共同研究の成果をもとに国家の盛衰を決定づけるメカニズムに迫る。本書から明らかとなるのは――
○メキシコとアメリカの国境で接する2つのノガレス、韓国と北朝鮮、ボツワナとジンバブエ――これほど近いのに発展の度合いに極端な差があるのはなぜなのか?
○現在の中国はこのまま高度成長を続け、欧米や日本を圧倒するのか?
○数十億人の人々を貧困の連鎖から脱出させる有効な方法はあるのか? etc.
<アセモグル=ロビンソン『国家はなぜ衰退するのか』(アーカイブ記事)>
アセモグル・ロビンソン・ジョンソンがスウェーデン銀行賞(ノーベル経済学賞)を受賞した。これは大方の予想通りだが、その主著は退屈だ(2013年6月11日の記事の再掲)。2024.10.14 ・池田 信夫・https://agora-web.jp/archives/1543549.html
<ノーベル経済学賞のアセモグル氏、政策に強い影響力>
2024年のノーベル経済学賞に輝いた一人、米マサチューセッツ工科大学(MIT)のダロン・アセモグル教授は、社会制度のあり方が国の繁栄に重大な影響を与えると論じてきた。一連の議論は経済政策にも影響を与えている。・・・10月15日・https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA033BW0T01C23A0000000/
<ノーベル経済学賞・アセモグル氏、民主主義「厳しい局面」>
【ニューヨーク=三島大地】2024年のノーベル経済学賞の受賞が決まった米マサチューセッツ工科大学(MIT)のダロン・アセモグル教授とサイモン・ジョンソン教授は14日、記者会見し、民主主義の置かれた厳しい状況に危機感を示した。ソーシャルメディアの台頭で言論が先鋭化しているとして、信頼を回復するのは「困難を極める」(アセモグル氏)との見方を示した。 10月15日・https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN1502G0V11C24A0000000/