<朝日社説:「深まる中東危機 協調して沈静化を急げ」>
この社説の要旨は次の通りです。
1 最大限の自制と国際協調を求める:中東の緊張を鎮めるため、関係国や組織が最大限の自制を発揮し、国際社会は一致して行動を強めるべき。
2 イスラエルの軍事行動に対する批判:ネタニヤフ政権の軍事行動は自衛を超え、隣国レバノンの主権侵害であり、長期的には憎悪を増幅させる恐れがある。
3 国際社会の無力さと国連安保理の機能不全:米欧と中ロの対立により、国連安保理が機能しておらず、紛争の拡大が懸念される。
4 米中ロの協調の重要性:中ロと米国はそれぞれイランとイスラエルに影響力を持つため、協調して中東の紛争拡大を防ぐべき。
いつもの朝日新聞の理想論に終始する社説です。
「ネタニヤフ政権の軍事行動は自衛を超え」と主張していますが、イスラエルの安全が確保されていない現状を無視した一方的な見解です。レバノンがヒズボラを国内に許容し、その軍事活動を放置していることへの責任を、なぜ問わないのでしょうか。朝日新聞はこの点について答えるべきです。
また、米欧と中ロの対立はウクライナ問題を通じてますます激化しています。この現実を無視して「協調して中東の紛争拡大を防ぐべき」と述べるのは、空虚な理想論に過ぎません。現在の国際情勢を冷静に見据えた現実的な対応が必要です。
<朝日社説:「深まる中東危機 協調して沈静化を急げ」>・10月3日
https://www.asahi.com/articles/DA3S16049476.html?iref=pc_rensai_long_16_article
<読売社説:「中東危機が加速 ガザから広がる戦火を止めよ」>・2024/10/03
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20241003-OYT1T50001/
<産経主張:「中東の戦火拡大 なぜNSCを開かぬのか」>・2024/10/3
https://www.sankei.com/article/20241003-4YRNMLACHBI6FNK2GDIOJIQ5N4/
<毎日社説:「レバノンで連日の爆発 民間人殺傷は許されない」>・2024/9/21
https://mainichi.jp/articles/20240921/ddm/005/070/099000c
<毎日社説:「ヒズボラの報復攻撃 ガザ停戦の決裂防がねば」>・2024/8/27
https://mainichi.jp/articles/20240827/ddm/005/070/092000c
<日経社説:「ヒズボラとの衝突激化回避を」>・8月26日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK265XS0W4A820C2000000/