ガザで生活するパレスチナ人ジャーナリストのハマスに批判的な声を紹介している。複雑な情勢の中で生きるガザの人々のハマスに対する意見や感情は、単純に一枚岩であるわけではない。
* ガザからの報告──現地で何が起きているのか (岩波ブックレット・土井 敏邦 (著))
東京二三区の六割の面積に二二〇万人が暮らすパレスチナ・ガザ地区。イスラエル軍の攻撃により、民間人を中心とする死者は三万人を超え、人びとは家を失い、飢餓状態に追い込まれている。長年パレスチナ問題の取材を続けてきた著者が、旧知の現地ジャーナリストの「報告」を通し、死と隣り合わせの日々を生きる人びとの声を伝える。
目 次
パレスチナ・イスラエル関連年表/関連地図
はじめに
Ⅰ ガザからの報告
1 生活必需品の欠乏
2 破壊と情勢
3 Mのコラム
4 ハマスとイスラエル軍
5 住民の精神状態
6 住民たちの声
Ⅱ ハマスとガザの民衆