＜朝日社説：「知床社長逮捕 安全最優先 再確認せよ」＞
知床事故について、再発防止策はすでに実施されており、今さら裁判で新たな事実が明らかになるとは考えにくい。逮捕に至るまで2年以上もかかったのは、私には非常に疑問だ。証拠固めのためと言われても、それは理由にはならない。この種の訴追において、日本の司法はスピード感が欠けている。
逮捕は今さら感があり、在宅起訴で十分だったのではないか。被疑者が2年以上も苦境に立たされていたことを考えると、少なからず同情を覚える。
なお、マスコミは被疑者の心情に全く配慮していないように見える。人の心に寄り添う姿勢が欠けているのではないかとも感じる。
さらに、観光船沈没事故を受けて計画された携帯基地局の建設が中断されている件も気になる。人命を守ることと自然保護のバランスを取るのは非常に難しい問題だが、安全最優先という朝日新聞の主張が、単なる理想論に終わらないよう、実効性のある提案を求めたい。
＜朝日社説：「知床社長逮捕 安全最優先 再確認せよ」＞・9月24日
https://www.asahi.com/articles/DA3S16041462.html?iref=pc_rensai_long_16_article
＜産経主張：「知床事故社長逮捕 再発防止に資する公判を」＞・2024/9/24
https://blog-tubuyaki.777usami.com/wp-admin/edit.php?post_type=post
＜読売社説：「知床沈没逮捕 荒天で出航させた責任免れぬ」＞・2024/09/24
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20240923-OYT1T50078/
＜毎日社説：「知床沖事故で社長逮捕 ずさん運航の責任解明を」＞・2024/9/23・https://mainichi.jp/articles/20240923/ddm/005/070/010000c
＜世界遺産「知床」：安全確保と自然保護で揺れる-観光船沈没受けた基地局建設が中断＞・2024.09.23・松本 創一 ・https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g02438/