MENU

「アメリカはなぜ日本より豊かなのか?」

アメリカはなぜ日本より豊かなのか?
それはいうまでもない、広い国土と各種資源の存在だ。
移民の受け入れ、それは西部開拓、農業等から始まった、それだけの肥沃な大地の存在だ。しかし、米国における最近の移民の問題はその様相を大きく変えている。
「世界各国から優秀な人材を受け入れ、能力を発揮できる機会を与えているかどうかにある」、現在でも移民が豊かさの原因とする考え、それは問題です。そうであるなら、米国の移民政策、不法移民などが大統領選挙の争点となるわけはありません。
もちろん、日本も、「世界各国から優秀な人材を受け入れ、能力を発揮できる機会を与えているかどうかにある」、このことは大事です。しかし、これを一般的な移民政策と混同して移民解禁、誤解を与えてはなりません。
そもそも新大陸、移民で始まった国と、ほぼ単一身族で成り立ってきた日本、繰り返します,現在社会の移民問題、安易に混同して議論すれば混乱してしまいます。
念のため、私は日本の移民全面解禁論、大反対です。

* アメリカはなぜ日本より豊かなのか? (幻冬舎新書・野口悠紀雄 (著))
国民の能力に差はないのになぜ給料が7.5倍!?
その理由を知れば、日本は現状から抜け出せる!
アメリカと日本の国力の差は、縮まるどころか広がる一方だ。いまや一人当たりGDPでは2倍以上の差が開き、専門家の報酬はアメリカのほうが7・5倍高いことも。国民の能力に差はないのに、国の豊かさとなると、なぜ雲泥の差が生じるのか? その理由は「世界各国から優秀な人材を受け入れ、能力を発揮できる機会を与えているかどうかにある」と著者は言う。実際に大手IT企業の創業者には移民や移民2世が多く、2011年以降にアメリカで創設された企業の3分の1は移民によるものである。日本が豊かさを取り戻すためのヒントが満載の一冊。

  • URLをコピーしました!
目次