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再エネは支援しても、原発は自由化逆行?

<再エネは支援しても、原発は自由化逆行?:あべこべな新聞報道、電力自由化市場での原発建設制度の正しい理解の方法>
人口減少社会の中で、社会基盤であるインフラを維持することは簡単でない。行き当たりばったりでエネルギー、電力問題に取り組んでいると、ある日突然電気がこなくなるかもしれない。電気は社会を支える重要なインフラであり、さまざまな視点、角度から電力問題について考えなければならない。国内外の電力、エネルギー事情に詳しい著者が、電力にまつわるいろいろな話を分かりやすく解説する。

* 間違いだらけの電力問題(山本隆三 (著))
●どうすれば電気代が下がるのか
●停電の危機を回避するにはどうすればよいのか
●温暖化対策と脱炭素の行方はどうなるのか
●電気自動車は広がるのか
●水素を発電に利用できるのか
●電力産業の未来はどうなるのか
<本書の目次>
第1章 エジソンの時代から変わらない発電方式
第2章 世界と日本の発電事情
第3章 増える電力需要、上がり続ける電気料金
第4章 少子化にも影響を与える電気料金
第5章 停電危機はなぜ起きる
第6章 脱炭素時代のエネルギーと電気
 
<再エネは支援しても、原発は自由化逆行?:あべこべな新聞報道、電力自由化市場での原発建設制度の正しい理解の方法>
 最近、大手紙に原発建設を支援する制度について「原発建設費料金上乗せ検討」との記事が掲載された。
 原発建設のため英国のRABモデルを参考に制度が検討されていることを伝える内容だ。RABモデルについては後ほど説明する。
 記事では、「原発費上乗せ 自由化逆行」ともあるが、今年度1キロワット時(kWh)当たり3.49円という大きな額の上乗せがある再生可能エネルギー(再エネ)支援制度に触れていない。自然エネルギー推しの新聞社にありがちだが、記事を読む限り自由化の問題をきちんと説明していないと思える。 7月31日・山本隆三( 常葉大学名誉教授)
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/34648

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