＜日経社説「中国に安心して行ける状況ではない」＞
社説の要旨は次の通りです。
1 外国人の不安と緊張：改正反スパイ法により、「国家の安全と利益」に関する情報のやり取りがすべてスパイ行為と認定され、外国人がいつ拘束されるか分からない不安が広がっている。
国家安全機関の新たな規定により、当局が個人のスマートフォンなどの情報機器を検査できる権限を持ち、外国人は中国への渡航をためらうようになっている。
2 日本人の拘束事例：「2023年3月にスパイ容疑で拘束された日本人男性が解放されておらず、中国当局は証拠を示さないまま男性を拘束し続けている。
一部の日本企業は社員の安全を保てないとして、中国出張を制限している。
3 外国人排斥の動き：日本人学校のスクールバスが襲撃される事件が発生し、中国で外国人排斥の機運が高まっている。
SNS上で事件の被害者が「日本のスパイ」と批判されるなど、外国人に対する敵意が広がっている。
4 ビジネス環境の悪化：中国の李強首相が対中投資を呼びかけても、外国人にとって中国は普通にビジネスができる場所でなくなっている。
まさに中国の現状、日経新聞社の指摘の通りです。
ではこのような中国と日本はどう付き合ってゆけばよいのでしょう。
経済界、なかなか中国離れができません、米中の対立、これからもますます激しくなりそうです。そうすれば，中国、外国人への締め付け、緩和されることは全く期待できません。繰り返します、経済界、リスク回避、細心の注意で対処してください。
＜日経社説「中国に安心して行ける状況ではない」＞・7月4日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK0348R0T00C24A7000000/