＜産経主張：「敦賀２号機の審査 「悪魔の証明」は禁じ手だ 規制委はなぜ幕引き急ぐのか」＞
この社説の要旨は次の通りです。
１ 規制委員会の審査方法への批判：日本原電の主張を「悪魔の証明」論法で退けている。
活断層の活動性と連続性を断定し、敦賀2号機の再稼働を阻む結論を急いでいる。
２ 丁寧な審査の継続を要求：日本原電が追加調査を望んでいるが、規制委員会が審査を急いでいる。断層問題の審査に関わる規制委員の任期満了前に結論を出そうとしている。
３ 原発の重要性と安全性向上の必要性：原発は日本のエネルギー安全保障に不可欠であり、経済成長と脱炭素の両立に重要。規制委員会の使命は原発の安全性を高めて活用することであり、停止を主眼に置くべきではない。
４ 政府の関与と規制委員会の独断批判：規制委員会は国の行政機関であり、原発の安全性を高めて活用するべき。岸田政権は規制委員会の独断的な判断を傍観してはならない。
私は産経新聞の主張に同意します。
さらに、「4」に追加して、規制委員会の権限や審査のあり方を全面的に見直すべきと考えます。関係法令の速やかな改正を行うべきです。
審査は一年以内に明確な判断を下すべきであり、もしできないなら、まず再稼働を認め、必要な審査は継続すれば良いのです。審査に数年かかるのは怠慢であり、不作為です。
繰り返しますが、「岸田政権は規制委員会の独断的な判断を傍観してはならない」。万が一原発事故が発生した場合、責任を取るのは規制委員会の委員ではなく、政府です。政府が指導力を発揮しなければならないと強く主張します。
＜産経主張：「敦賀２号機の審査 「悪魔の証明」は禁じ手だ 規制委はなぜ幕引き急ぐのか」＞・2024/7/17
https://www.sankei.com/article/20240717-JEC5X27CYJK3RJKLUTJRB22QBU/