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イスラエルが負う「道徳」とは

<イスラエルが負う「道徳」とは>
要旨は次の通りである。
1 イスラエルの「ユダヤ民族国家」概念の矛盾:イスラエルは建国当初からユダヤ民族国家として位置づけられてきたが、現在のイスラエルには多くのアラブ系市民が存在しており、その現実に矛盾が生じている。
2 アラブ系イスラエル人の存在と人口増加:イスラエルにはアラブ系イスラエル人が多く存在しており、その人口は増加している。これは、イスラエルのユダヤ人国家としてのアイデンティティを揺るがしている。
3 極右政党のパレスチナ政策の問題:ネタニヤフ政権の極右政党は、パレスチナは「神から与えられた土地」と主張し、ガザ地区でのユダヤ人入植地建設を推進しているが、これは現実的な解決策とは言えない。
4 共存の道徳的重要性:イスラエルはユダヤ人とアラブ人が共存する国家である現実を受け入れ、両者が互いに存在を認め共存することが重要であり、それがイスラエルの道徳水準を問う試金石であるとする。

伊藤氏の意見のもっとも大事なポイントは「4」です。
イスラエルのガザ進攻、ハマスによる大規模なテロ行為があったのでそれは容認されるべき,私はそう考えます。なお、ガザからハマスを一掃、それも当然のことと考えます。しかし、ガザの住民、それを追放、それは行き過ぎです。
私は、ガザはイスラエルが併合すべきと考えます、そして近い将来、パレスチナ人もイスラエル国民として受け入れるべきと考えます。そうでなければ,将来のイスラエルの安全は保証されません。
国連等ももっと積極的に新しいイスラエルのあり方を検討すべきです、伊藤氏の意見のように、イスラエルはユダヤ人とアラブ人が共存する国家であるべきです
中東諸国、ガザのパレスチナ人の受け入れに難色、そうであるなら新しいイスラエルを承認しなければ地域の安定は訪れません、パレルチナ人の将来、イスラエル人として再出発が必要です。

<イスラエルが負う「道徳」とは>
2024.07.10・伊藤 芳明 ・https://www.nippon.com/ja/japan-topics/c14006/

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