朝日社説「ハンセン病の『負の歴史』徹底検証を」の締めくくりは以下の通りです。「報告書は法的責任の追及ではなく、史実の検証を通じて現在から教訓を得ることを目的としています。現代の価値観で過去を振り返ることで、医療倫理の不在が明らかになり、得られた知見や問題点は現代社会と向き合うための指針となるでしょう。報告書の指摘は真摯に受け止める必要があります。」私もこれには同意します。しかし、朝日新聞社に対して一言申し上げたいと思います。医療倫理の不在だけではなく、当時の朝日新聞社を含む多くのマスコミも倫理的欠陥があったのではないでしょうか。朝日新聞社をはじめとするマスコミは、それらをどの程度検証し、どのような反省をしているのでしょうか。また、福島原発に関する風評被害について、マスコミがその助長に一役買っているという意見も少なくありません。
＜朝日社説：「ハンセン病 「負の歴史」徹底検証を」＞・6月26日
https://www.asahi.com/articles/DA3S15967172.html?iref=pc_rensai_long_16_article
＜毎日社説：「ハンセン病投薬「実験」 人権侵害の検証が不可欠」＞
2024/7/2・https://mainichi.jp/articles/20240702/ddm/005/070/080000c