<毎日社説:「イラン新政権と核交渉 米国と妥協点探る機会に」>
「交渉の成否は核拡散防止条約(NPT)体制にも影響する。米国とイランはメンツにとらわれず大局的見地に立ち、合意を軌道に戻すことを最優先すべきだ。」
期待薄ですね毎日新聞社殿。
* イラン保守強硬派大統領の誕生: 改革派の致命傷となったザリーフゲート事件と翻弄されるイラン核合意交渉(八木正典 (著), 村瀬一志 (編集))
第13回イラン大統領選挙の結果、保守派の司法府長官のエブラヒーム・ライシ師が当選した。イランでは大統領選挙への立候補にあたり、監督者評議会(護憲評議会)から事前に承認を得る必要があるため自由に立候補はできない。つまりライシ師は選挙前から事実上当選が決まっていた。次期大統領ライシ師とはどのような人物なのか。最高指導者のアヤトラ・アリー・ハメネイ師のように黒いターバンを身に着けている。これは、彼がサイイド、つまり預言者ムハンマドの子孫であることを意味する。シーア派イスラム教徒の宗教の中心地であるイラン北東部の主要都市マシュハドで生まれ、聖職者の家庭で育ったライシ師は、宗教教育を受け、15歳のときにコムの神学校に通い始めた。そこで、彼はハメネイ師を含む幾人かの著名な学者に師事した。その一方、人権団体によると1988年、厳しい8年間のイラン・イラク戦争が終わってからわずか数か月後、彼はいわゆる「死刑委員会」の一翼として、数千人の政治犯の失踪と秘密の処刑を監督した。ライシ師は、大量処刑と公の抗議活動の取り締まりにおいて果たした役割によって、2019年に課された米国の制裁の対象となった歴代最初のイラン大統領になる。
<毎日社説:「イラン新政権と核交渉 米国と妥協点探る機会に」>・ 2021/11/22
https://mainichi.jp/articles/20211122/ddm/005/070/018000c
<強気のイラン、いらだつ米 核合意正常化へ歩み寄れない理由>・2021/11/30
https://mainichi.jp/articles/20211130/k00/00m/030/331000c
<朝日社説:「核合意の再生 米イラン双方が妥協を」>2021年11月27日
https://www.asahi.com/articles/DA3S15124508.html?iref=pc_rensai_long_16_article
<日経社説:「イラン核合意を軌道に戻せ」>・11月28日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK261LP0W1A121C2000000/
<「協議再開 イラン核合意の行方は?」(ここに注目!)>・11月26日
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/300/457707.html
<イランの核武装が現実になる日・米イラン核合意再交渉の裏でイスラエルとの対立激化>・2021年12月3日・佐々木伸 (星槎大学大学院教授)
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/25034