* 貨物列車で行こう! (長田 昭二 (著))
貨物鉄道ファンの皆さん、お待たせしました! 全国に200万人いるとされる鉄道ファン――「鉄」。「鉄」は乗って楽しむ「乗り鉄」、撮って楽しむ「撮り鉄」、描いて楽しむ「描き鉄」など、細かく分類されていますが、その中で少数派ではあるものの、岩盤とも呼べる強固なファン層を築いているのが皆さま「貨物」ファンでしょう。しかし、お金を払えば月にでも行けるご時世に、貨物列車だけは、鉄道会社の社員にならなくては、乗りたくても乗れない。ぐやじー……わかります、その気持ち。この世界には、貨物列車に乗らなくては見えない風景があり、それはきっとこの世でもっとも素晴らしいものであるだろうに……。
そんな貨物ファンの皆さんの夢を、本書はかなえました! しかも、4度も!
少年時代から貨物鉄道に魅せられた筆者は、50歳を超えてから、ついに貨物列車に添乗することが出来ました。また、普通なら訪ねることが出来ない貨物駅をすみずみまで探訪することも出来ました。
そのすべてを本書にまとめました。ここには貨物鉄道ファンの夢の国があります。
乗った路線は、
1常磐線~常磐貨物線(土浦駅~隅田川駅)2南武線~東海道貨物線(新鶴見信号場~東京貨物ターミナル駅)3山陽線(広島貨物ターミナル駅~瀬野八~西条駅)4津軽線~海峡線~道南漁火鉄道線~函館線(青森信号場~函館貨物駅)の4つ。
訪ねた施設は、
1土浦駅2隅田川駅3新鶴見信号場4東京貨物ターミナル駅5広島車両所6広島貨物ターミナル駅7青森信号場8函館貨物駅9札幌貨物ターミナル駅の9つ。
路線図や構内図に加え、貨物列車に乗らなくては見えない場面の激レア写真を105点も掲載。さあ、夢の国へどうぞ!
<東京駅からわずか6キロの“一般市民はほぼ用事がない東京ドーム5個分の異空間”「隅田川駅」には何がある?・『貨物列車で行こう!』#1>
物流問題が叫ばれて久しい現代社会で、暮らしを支える貨物列車。しかし、一般の旅客は乗り込むことさえできないこともあってか、その存在はあまり日常で意識されることはない。
約38万平方キロメートルの面積のこの国で、日々各地に物品を送る現場のリアルとは――。貨物専用駅を探訪した長田昭二氏の著書『貨物列車で行こう!』より、一部を抜粋して転載する。・長田 昭二2024/04/29・https://bunshun.jp/articles/-/70334#goog_rewarded