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『ウクライナ戦争』

この戦争は「どっちもどっち」と片づけられるものではない。(中略)
ただ戦闘が停止されればそれで「解決」になるという態度は否定されねばならない。これはウクライナという国家が置かれた立場をめぐる道義的な議論にとどまらず、我が国が戦争に巻き込まれた場合(あるいは我が国周辺で戦争が発生した場合)にそのまま跳ね返ってきかねない問題だからである。それゆえに、日本としてはこの戦争を我が事として捉え、大国の侵略が成功したという事例を残さないように努力すべきではないか。

* ウクライナ戦争 (ちくま新書 1697・小泉 悠 (著) )
●プーチンの野望とはいったい何か?
●戦場でいま何が起きているのか?
●核兵器使用の可能性は?
●第3次世界大戦はあり得るのか?
●いつ、どうしたら終わるのか?
「大戦争は決して歴史の彼方になど過ぎ去っていなかった、というのが今回の戦争の教えるところであろう。テクノロジーの進化や社会の変化によって闘争の方法は様々に「拡張」していく。だが、それは大規模な軍隊同士の暴力闘争という、最も古典的な闘争形態が消えて無くなることを意味していたわけではなかった。」(本文より)

<意気揚々のプーチン大統領、米国の「孤立化」狙う 兵頭慎治氏の分析>・12月6日
https://www.asahi.com/articles/ASRD45RCVRD3UHBI017.html?iref=com_rnavi_rensai_1

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