<ガザへの地上侵攻が招く泥沼、「イスラエル憎し」でアラブ民衆の大規模蜂起も>
アラブ民衆、「イスラエル憎し」の気持ち、それが存在すること私も否定はしない。しかし、一方、ハマスにそれほどの親近感があるとは思えない、彼らは過激派だ。
アラブ民衆の大規模蜂起、それぞれの国は専制国家、民衆にそれほどのエネルギーは存在しないのではないか。
<ガザへの地上侵攻が招く泥沼、「イスラエル憎し」でアラブ民衆の大規模蜂起も>
中東最大の産油国サウジアラビアの動向次第で石油危機の再来も
イスラエルがガザに本格的に地上侵攻すれば、中東情勢が一層泥沼化するとの警戒感が高まっている。
イランから支援を受けているとされる武装組織「フーシ派」が、イスラエルに接近していたサウジアラビアの石油施設に攻撃を仕掛けるのではとの懸念もある。
ガザ侵攻で「イスラエル憎し」の感情がアラブ諸国に広がれば、イスラエルにあいまいな態度をとるアラブ諸国で政権への不満が高まり、民衆蜂起につながるとの見方もある。
2023.10.24・(藤 和彦:経済産業研究所コンサルティング・フェロー)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/77592